精神疾患の中でも患者数の多いうつ病について学ぼう

2つの違い

ドクター

うつ病などの精神疾患が、甘えだと言われてしまうのには理由があります。それは、抑うつ症状と関係があるのです。一過性の抑うつ症状は健康な人にでも現われる症状で、誰でも一度は経験していると言われています。基本的に精神疾患と一過性の抑うつ症状の違いについて知っておけば、自分が病気なのかどうかが分かるようになるでしょう。一過性の抑うつ症状とは、憂鬱な気分のことです。仕事でミスをしたり、テストで点数が低かったりすると落ち込んでしまうでしょう。この、落ち込んでいる状態のことを抑うつ状態というのです。抑うつ状態になると気分は落ち込んで、前向きな考えができなくなってしまいます。食事が喉を通らなくなったり、ゆっくりと寝ることができなくなるでしょう。このような症状が抑うつ症状です。ただ、健康な方の場合では一過性の抑うつ症状なので、それほど心配する必要はありません。時間が経てば、気分も良くなるでしょう。また、症状の強さにも違いがあります。上記でも説明したように、一過性の抑うつ症状はすぐに治るでしょう。症状が長期間続くことは滅多にありません。また、気分転換などを行えば、すぐに気分は上向きます。症状を回復させるのが容易なのです。ですが、うつ病の場合は全く違います。この病気は、抑うつ状態になる病気です。症状も一過性の抑うつ症状よりも強くでます。簡単に治ることもないのです。例えば、長期間放置していても、病気が治ることはありません。むしろ、症状は日に日に悪化していきます。抑うつ状態の場合、暗い考えになってしまうこともあるでしょう。うつ病を発症してしまうと、妄想状態に陥るようになるのです。このような状態に陥ると、妄想と現実の区別ができなくなります。さらに、現実で起こっていることよりも、妄想の方を優先するようになるのです。妄想を優先するので、現実での言動に悪い影響を及ぼすでしょう。考え方も変わってきます。一般的に妄想状態に陥ると、罪業妄想や心気妄想などの妄想に耽けるようになるのです。また、うつ病患者は妄想が間違いだと認めようとしません。一過性の抑うつ状態の場合は、指摘があれば間違いを認めることができるでしょう。しかし病気の場合は、この妄想が間違いであることを認めることができなくなるのです。

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